昨今のアウトドア人気にあいまって釣りを始める人が増えてきているようで、家の近くの釣り場を散歩がてらに覗いてみるとたしかに釣り人増えたなぁとしみじみ感じます。
新しく釣りを始める人が増えることでマナーの悪化が心配されますが、これから釣りを始めようと思っているあなたにはあらかじめ知っておいて欲しい釣りに関するルールやマナーがあります。
初めて釣りに行くときに僕自身もどんなことに気をつければいいのか、何を持ってけばいいのか、何か暗黙のルールはあるのかなど戸惑うことが多かったので、この記事では釣りの初心者が知っておくべきルールやマナーをシチュエーション別にまとめます。
・釣り場に着いてから
・釣りをしている間
・釣りを終えて帰るとき
この3つの場面においてどんなルールやマナーがあるかということをお伝えしますので、釣りの初心者さんはぜひ確認しておいてください。
1.【釣り場に着いたとき】の釣り初心者のルール&マナー5つ
・ライフジャケットの着用
ライフジャケットについてですが、日本語では救命胴衣といって文字通り安全に釣りをするために必要な装備になります。釣りは海でのレジャーなのでいくら注意をしていてもうっかり足を滑らせて海中に落ちてしまった。。なんてことがあるかもしれません。そんなときにライフジャケットを着用していたら体を浮かせてくれるので助かる可能性が高くなって来ます。
さらにテトラポットや岩場に体を打ち付けてしまったとしてもライフジャケットを着用していればクッションになってくれてケガの予防にもなってくれます。とにかく釣りに出かける際にはライフジャケットは着用するようにしましょう。
・ライフジャケットの種類について
ライフジャケットには大まかに2のタイプがあります。
それぞれ以下で見ていきましょう。
1.ベストタイプのライフジャケット
一般的なものはベストタイプになります。このタイプはフローティング式といって発砲素材が内臓されているので着用時から浮力が確保されているのが特徴です。また、大小多くのポケットが設けられていたり多機能なものが多く便利に使うことが出来ます。
デメリットとして腕回りが窮屈に感じてしまうことが多いです。
2.腰巻タイプのライフジャケット
腰に巻くベルトタイプですがこれは普段はベルトのようにコンパクトになっていますが着水すると自動的に膨張するものと紐を引っ張って膨張させるタイプがあります。このベルトタイプの魅力がなんといってもコンパクトなことです!腰に巻いているので装着していても嵩張らないのでかなり動きやすく釣りの邪魔になりにくくなっています。
便利なようですが一方でデメリットもあって、水中での膨張時の不安定さや日頃からのメンテナンスも必要なこともあり取扱いには気を使う必要があります。
初心者はまずは扱いやすくポケットの多いベストタイプのライフジャケットの着用をおススメします。
・釣り場での挨拶について
釣り場について自分が釣りをしたい場所に先客がいる場合はなるべく一言挨拶をするようにしましょう。これは挨拶をして「隣で竿を出してもいいですか?」といった意味合いもあります。もし、あなたが先に釣りをしていて無言で隣で釣りをされたらいい気分はしないですよね?
たいていの場合は「いいですよ、どうぞ。」といった感じになると思いますし、なにかあった時に助けてくれる可能性もあるので、マナーとして挨拶は心がけるようにします。
あと、釣り場では原則先行者が優先になります。朝早くからポイントに入ったのに後からズカズカと来られるといい気分はしないですしね。これも理解しておきましょう。
・荷物の置き場について
釣りの荷物は何かと嵩張ります。釣りの準備をするときに荷物を必要以上にひろげないよう心がけたいところです。広げすぎると通行人の邪魔になるし、最悪竿などを踏まれて壊されたり盗難の危険もあるのでなるべく一か所にまとめるようにしましょう。
・時には理不尽な地元ルールがある
これなんですが、地元の人が集まるような漁港や堤防でよくあるんです。地元ルールというやつが。地元の人なので自分の釣りをするポイントというのがきまってたりするんです。これは初見ではなかなか分かりにくいところなんですが、もし遭遇してしまったら面倒なのでさっさと移動してしまいましょう。
2.釣り初心者が釣りの最中に気を付けること
さあ、これから釣りをするぞ!って気合が入るとおもいますが釣りの最中でもちょっと気を付けてほしいことがあります。
・仕掛けを投げるとき
仕掛けを投げるときは必ず後ろや周りに人がいないか確認してから仕掛けを投げるようにしてください。魚を釣る前に人を釣っては元も子もありません。
・おまつりや仕掛けを流しっぱなしには注意する
多くの釣り人がいる場所で避けられないのが仕掛けのおまつりです。ここでいうおまつりとは仕掛けを流しているうちに近くの人の仕掛けと絡まってしまうことです。
この原因はいろいろあるんですが、おまつりしてしまったら「すいません」と一言謝っておきましょう。初心者でなくてベテランでもよくあることなので気にせず次はおまつりしないよう注意して釣りをしていきましょう。
次に仕掛けを流しっぱなしにしないということです。場所によっては潮流が早くて仕掛けがあっというまに流れていくこともあります。そうすると隣の釣り人のテリトリーに入ってしまったりすることもあります。そうなる前に仕掛けを回収して流しなおすようにします。基本は周りの釣り人の迷惑にならない範囲で釣りを楽しむ!ということです。
3.【厳守】釣り初心者が知っておくべき帰る前のマナー
・釣り場で出たゴミは原則持ち帰る
一日釣りを楽しんで帰ろうかとなったときにゴミの問題が出てきます。
釣りをするといろんなゴミが出てきます。食べ物や飲み物の空き容器、エサや仕掛けの袋、糸の切れ端などゴミが出るのはしょうがないです。この出たゴミはちゃんと持ち帰るようにします。
ここ最近全国的に釣り禁止になった釣り場が数多くあります。僕の地元でもいつの間にか釣り禁止になってしまった場所がいくつかあります。
その原因の一つに釣り人のゴミの放置があります。釣り関連でのゴミは臭くなったりすることが多くそのまま放置していく人も多いように思います。置いていきたい気持ちも分かりますが自分で出したゴミは必ず持ち帰るようにします。当たり前のことですがこれが出来ていない人が多く悲しくなってきます。
もう一度言います。釣りで出たゴミは必ず持ち帰りましょう。
4.まとめ
釣り場のマナーやルールについては他にも細かいことはたくさんありますが、何が言いたいかというと周りの釣り人や施設などに十分に配慮してお互いが気持ちよく釣りを楽しみましょうということです!
でも釣りを始めたばかりのあなたにはこのすべてを守るのは難しいかもしれません。安心してください、他のベテランと呼ばれる方も初めは最初はできていません。釣りに慣れてくると気持ちに余裕がだんだんと出てくるはずなので、そこで気づいていけばいいのです。
堅苦しく考えずまずは釣りを精一杯楽しむことことから始めて行きましょう!
コメント